分布の形状

・歪度(間隔尺度、比率尺度)
■	分布の偏りや歪みを示す指標。 平均が、標準偏差がＳ(x)であるn個の観測値の歪度α(アルファ)3は で定義される。 正規分布等の左右対称の分布では、α(アルファ)3＝０となる(逆は必ずしも正しくない)。 この値が負のとき、分布は負に歪んでいる(負の歪度)といい、正の場合は正に歪んでいる(正の歪度)という。 ＜正の歪度の図＞ 右に裾が長く、最頻値が左にずれている。 (非常に難しい項目からなるテストの得点などのときに正の歪度になる。)

・尖度(間隔尺度、比率尺度)
■	分布のとがり具合を示す指標。 平均が、標準偏差がＳ(x)であるn個の観測値の尖度α(アルファ)4は で定義される。 正規分布ではα(アルファ)4＝３となるため、α(アルファ)4＞３ならば正規分布より尖った分布、α(アルファ)4＜３ならば扁平な分布であると判断できる。 ※ 統計ソフトウェア(SPSSなど)によっては、α(アルファ)4から３を引いた値を尖度とすることがある。