データの変換

＜線形変換＞

・標準得点(前述)
■	原点や単位を変換して平均値や標準偏差が特定の値になるようにする。

・一次関数変換
■	もとの数値間に存在する間隔の相当性を保存した変換。 たとえば、y＝ax＋bなど。 イメージをつかみやすくするために使う。

＜非線形変換＞

・開平変換
■	分布の正規性や分布の等質性を満たすための変換。 ※ 学習実験における消去抵抗、ロールシャッハ得点などのたまにしか生起しない反応頻度などに適用される。

・対数変換　　　Ｙ＝log T
■	同上の理由。

・逆数変換　　　Ｙ＝1/T
■	同上の理由。 ※ 時間に関するデータの変換や調和平均の算出に適用される。

・角変換
■	分散の安定化のための変換。 確率や比率の変換。 比率データを変換して分散分析に用いる場合。 比率は0か1付近になると分散が小さくなるために変換する。